1級ファイナンシャル・プランニング技能士のトクトク日記

お金に振り回されない人生を 損してトク取れ

FP1級勉強方法 実技試験編

こんにちは、マナブです。2021年2月13日にFP1級実技試験を受験してきましたので、学科試験合格から実技試験をまでの道のりを実技試験から遡ってまとめていきます。
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出題されるのは不動産と相続事業承継が中心

FP1級学科試験は「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野から出題されますが、実技試験は「不動産」と「相続・事業承継」からの出題がほとんどで(過去問ではにNISAに関する質問もありましたが)学科試験のように複雑な計算式を用いて詳細な数字を答える問題はありません。きんざいのホームページで過去問は掲載されていますが過去問に対しての模範解答はありません。きんざい発行のFP技能検定1級実技対策問題集を買って読むとある程度は面接者から質問されることが絞れるようになっています。

何をどう勉強するのがいいか

出題科目と科目が分かると後は勉強するだけなんですが、何度も繰り返しますがFP1級実技試験は面接試験なのでその場で質問者から聞かれたことに即座に適切な解答を言葉にして話すということが求められます。ここが学科試験との大きな違いです。学科試験では問題文を読み理解できなければ何度も読み返して答えを記入。さらに見直しをして間違っているんじゃないかなぁと思ったら訂正することができます。そう過去に戻れるのです。しかし、面接試験では基本的に答えるのは一回で、その一回の解答で自分の持っているベストの答えを考えて話さなければなりません。自分の言葉でしっかりと相手に伝わるように質問に答える。まさに実際にお客様対応をしているかのようです。(お客様だったらもっと時間をかけて提案内容や方策を考えられるので実技試験の方が実務よりも時間的な制約が厳しいですね)
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覚えるだけじゃなく相手に伝わったかが重要

FPの職業倫理にもありますがFPに限らずコミュニケーションで大事なことの一つは「自分の考えを相手に正確に伝え、相手がそのことを十分に理解できた」ことだと思います。「何で私の言っていることがわからないんだろう」「何度説明してもミスばっかりして」と自分の伝え方はさておき間違った行動をとった相手のことだけを責めていませんか? いくら有益な提案を考えついたとしてもその内容が相手に正確に伝わらなければ全く意味がありませんし逆に相手に不利益を与えることになるかも知れません。Fお金のプロとしてFPは良い提案・解決策を思いつくことはどんなFPでも可能だと思います。1級FP技能士という最高峰の称号を与えられるにはFPが思っている提案や解決策をお客様に正確に伝え理解して頂く技術が備わっていないといけない。独りよがりの提案ではダメだから1級FP試験の最終試験は面接試験になっているのではないかと思います。
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実際にお客様対応をしているつもりで勉強するのが効果的

学科試験みたいに電卓を叩いて計算することはありませんが、実技試験の勉強を始めた頃は学科試験の学習と同じように「試験に出るのはどこだろう? 何を覚えればいいんだろう?」という感じで問題集や過去問を読んでいました。もちろん、試験なので傾向と対策は大事です。(この辺は次回以降に記載します)しかし、設例を読む視点を「このお客様はどんな人だろう。ご家族は? 趣味は? X会社ってどんな会社?」みたいな感じで勝手に色々想像して読んでみると実技試験対策は楽しくなります。(その分めちゃくちゃ疲れますが) 設例を学科試験の知識に当て込むような視点で読むのではなく、お客様のことを本気で心配するような視点で読むときっといい提案を自分の言葉で話せると思います。

FP1級学科試験合格者としての知識はあるものとして相談されている

設例の相談者Aさんは、FP1級技能士の資格を持っている方に相談している設定ですので、税制や特例の知識は備わっている前提です。学科試験合格の喜びで忘れてしまいがちな知識(特に不動産と相続・事業承継)を深く理解しておく必要があります。実技試験でも定番の暗記項目がありますので次回はその辺を紹介しようと思います。

僕の勉強法をまとめてみました。
よかったら参考にしてください。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんのFP1級技能士試験合格を願っています。

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