超初心者向けに資産運用をファイナンシャルプランナーが説明します【⑩投資信託は基準価格が安いとお買い得なのか?】
基準価格に高いも安いもありません
「基準価格が高いと買いづらい」「基準価格が下がってから買います」などと基準価格を気にして一歩を踏み出せないという話を聞きます。
実は、ファンドの基準価格に高いも安いもないんですよ。
「金額」ではなく「率」で
基準価格10,000円のファンドA、5,000円のファンドBをそれぞれ100万円分購入すると口数は、ファンドAが100口、ファンドBは200口になります。
1ヶ月後にファンドA、ファンドB共に10%値上がりすると
それぞれの基準価格は、ファンドAは11,000円、ファンドBは5,500円に値上がりします。
購入した口数は、ファンドAは100口、ファンドBは200口なので、
それぞれの評価額は、ファンドAは110万円、ファンドBの評価額も110万円で同じ評価額になるんですよ。
今日の基準価格は、運用を開始した日からの変化率を測ったものに過ぎません。
しかも、設定日以降、ずーっと同じ銘柄を保有し続けているわけではなく、多くのファンドでは、ファンドマネージーが銘柄の入れ替えなどを行い、少しでも上がる可能性のある銘柄に投資をしていきます。
積立投資をする場合は、安い時は口数をたくさん買えるので、長期的な視野で考え市場に居続けることが重要です。
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