1級ファイナンシャル・プランニング技能士のトクトク日記

お金に振り回されない人生を 損してトク取れ

超初心者向けに資産運用をファイナンシャルプランナーが説明します【②お金を目的ごとに3つに色分けして管理する】

 

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こんにちは、FP一級技能士マナブです。
今日は、資産運用や資産形成について超初心者向けに説明します。
資産運用に興味はあるけど難しくてわからない人、損しそうで怖くて始められない人は参考にしてみてください。

 

こんにちは、投資や資産運用の超初心者わかばです。
会社員の夫と高校生の娘、中学生の息子の4人暮らしです。
パートのお給料を貯金しているけど思ったように貯まらなくて資産運用を始めようと思っています。
 

 

前回の記事はこちらです。こちらの記事も参考にしてください。 kusumoto-fp.hatenablog.com

 

 

 

お金を3つに色分けして管理する

 

前回は資産運用では「目的」「目標」が大切だとお話ししましたが、わかばさんは「目的」「目標」は考えていますか?

 

私の場合は、なんといっても中学生と高校生の教育資金づくりとマンション購入資金の頭金づくりが目的です。具体的な目標金額はまだ漠然としていますが…。

 

具体的な目的がはっきりしていて計画を立てやすいと思います。
具体的な目標金額は、今回のテーマ「お金を目的ごとに3つに色分け」の説明を聞いていただいた方がわかりやすいでしょう。

 

わかばさんは、普段どのようにお金を管理されていますか?

 

私のパートのお給料はなるべく手をつけないようにしたいので、ネット銀行の定期預金に預けているぐらいで、あとは引き落としの口座に入れっぱなしですね。

 

人それぞれ色々な方法で、お金の管理をされていると思います。
例えば、
・「お給料が振り込まれる口座で管理している」とか、
・「現金を封筒に小分けにして管理してる」とか、
・「貯蓄用の口座を別に作って、生活費などの引き落とし用の口座と分けて管理している」
など、いろいろ工夫して管理されていると思いますが、今回は「お金の使い道」「お金を使うまでの時間」によってお金を3つに色分けして管理してみましょう。

 

 

使うお金、安定的にふやすお金、積極的にふやすお金

 

よく、お金を四つに分けて管理するという話を聞くんですが、今回は3つに色分けするんですね。

 

お金を目的別に「すぐ使うお金」「備えるお金」「育てるお金」「遺すお金」の四つに分けることもありますが、四つに分けるのは金融商品別に分けるときの分け方で、資産運用では、「お金の使い道」「お金を使うまでの時間」によってお金を3つに色分けします。

 

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⒈ 使うお金 

⒈ 使うお金ですが、日常生活や不足の事態に備えるお金です。
日常生活費としては、毎月の生活費の1.5倍程度を引き落とし用の口座で管理します。
例えば、毎月の生活費が30万円の人は、30万円×1.5倍で45万円程度引き落とし用の口座で管理します。
次に、不足の事態に備えるお金ですが、災害に遭ったり、大きな病気やケガをした時、収入が減ってしまった時などの準備として生活費の1年分があると安心です。
例えば、毎月の生活費が30万円の人は30万円×12ヶ月で360万円になります。
預け先は、いつでも使いやすくすることが大切なので、安定性や換金性を重視する商品がいいですね。

 

使うお金もたくさん必要だけど。
毎月の生活費の見直しができれば、使うお金として預ける資金は少なくすることができますね。

 

 

 ⒉ 安定的にふやすお金

⒉ 安定的にふやすお金の中身は、将来使い道が決まっているお金です。
期限は3年以内の将来に予定しているライフイベントで、例えば
・車の買い替えを予定している。
・住宅のリフォームを予定している。
・結婚20周年記念で海外旅行を計画している。
などです。
預け先は、使う時期が決まっているが少し先なので、安定した収益が期待できる商品がいいですね。

 

⒊ 積極的にふやすお金

最後は、⒊ 積極的にふやすお金ですが、中身は当面使う予定がないお金です。

 

使う予定がないお金なんてないですよ。

 

みなさん、そんなふうに思われますが、使う予定がないお金というのは⒈ 使うお金⒉ 安定的にふやすお金のどちらにも当てはまらないお金です。
優先順位で考えると、⒈ 使うお金を確保し、⒉ 安定的にふやすお金も確保できたあとのお金が⒊ 積極的にふやすお金ということです。

 

けど、積極的にふやすお金なんて多くはないし、子供の進学も控えているので資産運用なんてできそうにないです。

 

 

積極的にふやすお金の作り方

 

わかばさんみたいに資産運用は、まとまった資金が必要だと思っている方が多いんですが、実は資産運用は少額から始めることができます。

 

そうなんですか!? 資産運用ってまとまった金額が必要だと思っていました。

 

目標金額=元本×期間×利率

 

お金をふやす方程式を覚えていますか?目標額を達成するには、元本、期間、利率の三つの要素が関係します。元本だけが多ければいいってことでもありません。

 

元本が少なければ期間を長くしたり、利率の高い商品を選べばいいんですね。

 

単純にそうとも言い切れません。利率が高い商品はリスクも高くなるので、商品選びは慎重におこないましょう。
やはり、元本が多い方が分散投資などリスクを軽減できるので、家計診断をして毎月の生活費で無駄がないか、使うお金を見直してみると積極的にふやすお金が増える可能性もあります。

 

まずは、毎月の生活費で無駄がないかチェックしてみます。

 

ご自身では生活費の無駄が分からなかったり、改善できない場合はお金のプロ、FP(ファイナンシャルプランナーに相談してください。

 

 

資産運用商品の特徴を理解し、上手に活用することがポイント!

本格的な資産運用を開始する前に、主な資産運用商品の特徴を理解しておきましょう。

 

預貯金

  • 総合口座などに預ける、通常貯金(普通預金)や定額貯金(定期預金)など
  • 元本保証で、自由に現金化することができる。
  • インフレに弱い

 

債権

  • 国や企業などが資金調達のために発行する有価証券。
  • 期限が設定されており、償還日には額面金額が払い戻されるので安定性が期待できる。
  • 一定期間が過ぎると中途換金が可能。

  

株式

  • 企業が資金調達のために発行する有価証券。
  • 期限の設定はなく、株価の上昇による値上がり益が期待できるが、株価が下落すると損失がでる場合もある。
  • 企業の業績や経済の状況がいいと、配当金が受け取れる。

 

リート(不動産投資信託

  • 投資家から集めた資金を主に不動産で運用する投資信託
  • 賃料収入や不動産の資産価値の上昇などで値上がり益が期待できるが、賃料収入や不動産価値の下落で損失が出る場合もある。

 

投資信託

  • 運用の専門家が、複数の投資家から資金を集め債権や株式などに投資する。
  • 元本保証ではない。
  • 値上がり益や分配金などが期待できる。

 

外貨預金

  • 米ドルやユーロなど外国通貨での預金。
  • 円で預金するよりも高い利率が多い。
  • 為替変動リスクがある。

 

ご質問やご意見等ございましたら、コメント欄、お問い合わせページ、Twitterにてお知らせください。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

資産運用や節約、お得なお金の相談は「お金のプロ」ファイナンシャルプランナーにご相談ください

 

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